2021年の振り返り
導入
ニッコロ・ニッコリという人名を見てニコニコしていたら、もう2021年が終わるらしい。年を取ると時間が早く進むのは俗世から隔絶された高専生も例外ではないようだ。年と時間の感覚については森見登美彦『夜は短し歩けよ乙女』に登場する表現が自分の中ではしっくりきていて、それは中学生のときから変わっていない。変わらないものばかりであればよいのだが、残念なことにそうではない。ということで、脳のメモリダンプを残しておく。
あ、最近小樽あまとうのマロンコロンをいただいたのだがおいしかったのでぜひ食べてみてほしい。
買ったもの
お年玉もお小遣いも全額貯金するような少年であったことを思えば、高専でお金を使うことを学んだと言っても過言ではないような気がする。MacBook Airが金額的に一番大きな買い物だったが、結局開発機には宗教上の理由からThinkPad X1 Carbonを使用している。
- iPad Pro 11-inch (1st gen)
- WD Blue SN550 NVMe SSD 500GB
- Leap Motion Controller
- iPhone 12 mini
- MacBook Air (M1, 2020)
読んだ本
今年はたくさんの本を人に貸してもらった。非常にありがたい。 深夜になって突発的に本を読み始めるため、徹夜して授業を睡眠時間に充てるといったことが何回かあった。知り合いに言わせれば「命を削りながら本を読んでいる」イメージらしいのだが、特に支障をきたしているわけでもないので問題ない。 以下に読んだ本をまとめているが、本の管理をReadeeからブクログへ移行したので抜けがあるかもしれない。
- 『君を愛したひとりの僕へ』、乙野四方字、早川書房
- 『僕が愛したすべての君へ』、乙野四方字、早川書房
- 『エンジニアの知的生産術』、西尾泰和、技術評論社
- 『すいかの匂い』、江國香織、新潮社
- 『集合・写像・論理』、中島匠一、共立出版
- 『砂糖の世界史』、川北稔、岩波書店
- 『わが闘争 : 完訳 第1』、アドルフ・ヒトラー 、平野一郎、高柳茂、黎明書房
- 『蛇』、吉野裕子 、法政大学出版局
- 『あなたのための物語』、長谷敏司、早川書房
- 『BEATLESS』、長谷敏司、角川書店
- 『大学生物学の教科書 第1巻 細胞生物学』、デイヴィッド・サダヴァ、丸山敬、石崎泰樹、講談社
- 『経済政策で人は死ぬか?』、デヴィッド スタックラー、サンジェイ バス、橘明美、臼井美子、草思社
- 『生まれてこないほうが良かったのか?』、森岡正博、筑摩書房
- 『教場』、長岡弘樹、小学館
- 『憲法への招待 新版』、渋谷秀樹、岩波書店
- 『数学文章作法 基礎編』、結城浩、筑摩書房
- 『理科系の作文技術』、木下是雄、中央公論新社
- 『メタ倫理学入門』、佐藤岳詩、勁草書房
- 『蜜蜂と遠雷』、恩田陸、幻冬舎
- 『Hacking: 美しき策謀 第2版』、Jon Erickson、村上雅章、オライリージャパン
- 『ハーモニー』、伊藤計劃、早川書房
- 『虐殺器官』、伊藤計劃、早川書房
- 『誰の健康が優先されるのか』、グレッグ・ボグナー、イワオ・ヒロセ、児玉聡、岩波書店
- 『アジャイルサムライ』、Jonathan Rasmusson、西村直人、角谷信太郎、近藤修平、角掛拓未、オーム社
- 『プロセッサを支える技術』、Hisa Ando、技術評論社
- 『少女には向かない職業』、桜庭一樹、東京創元社
- 『解析入門30講』、志賀浩二、朝倉書店
- 『新世界より(上)』、貴志祐介、講談社
- 『はじめての数論 原著第3版』、Joseph H. Silverman、鈴木治郎、丸善出版
- 『リバースエンジニアリングバイブル』、姜秉卓、金輝剛 、金凡峻、インプレス
- 『リバースエンジニアリングツールGhidra実践ガイド』、中島将太、小竹泰一、原弘明、川畑公平、マイナビ出版
- 『作って理解するOS』、林高勲、川合秀実、技術評論社
- 『Binary Hacks』、高林哲、鵜飼文敏、佐藤祐介、浜地慎一郎、首藤一幸、オライリージャパン
- 『リンカ・ローダ実践開発テクニック』、坂井弘亮、CQ出版
- 『めんどうくさいWebセキュリティ』、Michal Zalewski、上野宣、新丈径、翔泳社
- 『暗号技術のすべて』、IPUSIRON、翔泳社
- 『名所・旧跡の解剖図鑑』、スタジオワーク、エクスナレッジ
- 『実例で学ぶゲーム3D数学』、Fletcher Dunn、Ian Parberry、松田晃一、オライリージャパン
- 『はじめてのOSコードリーディング』、青柳隆宏、技術評論社
- 『ゲーム制作者のための物理シミュレーション 剛体編』、原田隆宏、松生裕史、西川善司、インプレス
- 『解題pwnable』、草野一彦、インプレスR&D
- 『初めて学ぶ人のための群論入門』、横田一郎、現代数学社
- 『ガロア理論の頂を踏む』、石井俊全、ベレ出版
- 『カーハッカーズ・ハンドブック』、Craig Smith、井上博之、自動車ハッククラブ、オライリージャパン
- 『はじめよう位相空間』、大田春外、日本評論社
- 『Building Secure Firmware』、Jiewen Yao、Vincent Zimmer、Apress
- 『幾何への誘い』、小平邦彦、岩波書店
- 『複素関数入門』、神保道夫、岩波書店
- 『解析入門 原書第3版』、S.ラング、松坂和夫、片山孝次 、岩波書店
- 『憲法概観 第7版』、小嶋和司、大石眞、有斐閣
- 『線形代数学』、川久保勝夫、日本評論社
- 『作って動かすALife』、岡瑞起、オライリージャパン
- 『オイラーの贈物』、吉田武、東海教育研究所
- 『デザイン入門教室』、坂本伸二、SBクリエイティブ
- 『違国日記(1)』〜『違国日記(5)』、ヤマシタトモコ、祥伝社
- 『チェンソーマン(1)』〜『チェンソーマン(11)』、藤本タツキ、集英社
- 『日本神話を見直す』、水野祐、學生社
- 『自傷からの回復』、V・J・ターナー、みすず書房
- 『代数的構造』、遠山啓、筑摩書房
- 『憲法学読本 第3版』、安西文雄、有斐閣
- 『悲鳴伝』、西尾維新、講談社
- 『ヴィクトリアの電気棺(1)』、田島生野、スクウェア・エニックス
- 『ゆうやけトリップ(1)』、ともひ、芳文社
- 『終末ツーリング(1)』、さいとー栄、角川書店
- 『疑似ハーレム(1)』〜『疑似ハーレム(5)』、斎藤ゆう、小学館
- 『東京入星管理局(1)』、窓口基、ジーオーティー
- 『合コンに行ったら女がいなかった話(1)』〜『合コンに行ったら女がいなかった話(2)』、蒼川なな、スクウェア・エニックス
- 八咫烏シリーズ、阿部智里、文藝春秋
- 『烏は主を選ばない(1)』〜『烏は主を選ばない(2)』、阿部智里、松崎夏未、講談社
- 『Thisコミュニケーション(1)』〜『Thisコミュニケーション(5)』、六内円栄 、集英社
見たアニメ、映画
昼休みの30分程度の空き時間でアニメを見るようになった。以前はTwitterをポチポチしていたので、少しは文化的な生活に近づいたのかもしれない。映画を映画館で見たのは5年ぶりで、音響にひたすら感動していた。山を降りて始発の電車に乗ったり、知り合いとご飯に行ったり、駅で学校の人に出会ったりと色々なことがあって疲れたことだけは覚えている。
- 白い砂のアクアトープ
- マブラヴ オルタネイティヴ
- 結城友奈は勇者である -大満開の章-
- 先輩がうざい後輩の話
- 86―エイティシックス―
- シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇
聴いた音楽
ワイヤレスイヤホンを買ったことで音楽を聴く時間が昨年より増えた。あいも変わらず流行に疎いので、「ぜったい流行る」と思った曲が数年前の曲だったりする。最近はぽんずさんやr-906さんの曲をよく聴いていた。DUSTCELLさんとEMAさんもよろしくお願いします。
https://soundcloud.com/discover/sets/your-playback::arata-nvm:2021 https://www.nicovideo.jp/mylist/57619864
総括
SecHack365やseccamp、高専プロコンなどのイベントに加え各種大会に参加していたので昨年よりは忙しい日々を過ごすことになった。ほかには学校の食堂で半年間アルバイトをしたり、授業で市職員や企業の方々とお話したりなど、社会と関わる機会も増えてきた。ことあるごとに自分は社会人に向いていないなと思ったりするのだが、その話をすると長くなるのでここでは割愛する。 あとは、重複しかない一部の授業に嫌気が差して試験対策がすべて一夜漬けになった。過去のつながりで試験前に質問が飛んでくるのだが、私に教えられることはなにもない。申し訳ない。